人が入力する表は図のように縦横に展開された形が一般的です。

その理由は、縦横展開の表は 人にとって分かりやすい からです。。
しかし、この表を 集計・分析 しようとすると次のような 問題が発生 します。
縦横展開の表の問題点
- 月が増えるたびに列が増えて 表の形が変化 する
- 月をまたいだ集計が 非効率
- データ分析では 扱いにくい
つまり縦横の表は「人間が見やすいデータ」ではありますが、「データ分析には適さないデータ」 なのです。
この問題を解決 するのが ピボット解除 です。
Power Query の ピボット解除 機能は 従来の Excel には全く無かった革新的な機能 です。
これにより入力しやすいデータを作成しつつ、データ分析もこなすということができるようになります。
この ピボット解除 をマスターして、データ処理のスキルを高めていきましょう。
分析できるデータは「縦に並んでいる」
データ分析に適したデータは図のような構造をしています。

このようなデータを テーブルデータ と呼びます。
テーブルデータのメリット
- データベースと同じ構造
- 将来拡張に強い
- 集計や分析が容易
しかし、テーブルデータ は人にとっては分かりにくいのが課題です。
ピボット解除とは何か?
ピボット解除 とは図に示すように 「縦横に展開されたデータ」を 「テーブルデータ」に変換 する機能です。

ピボット解除の処理内容
- 横に並んだ「年月」が 一つの「年月」列に まとまる
- 縦横に展開されていた「売上」の値が「売上」列にまとまる
「ピボット」と「ピボット解除」は逆の処理
「ピボット」と「ピボット解除」は 縦横展開データ と テーブル構造(縦持ちデータ) を互いに変換する機能です。
つまり「ピボット」と「ピボット解除」の使いどころは次のようになります。
- ピボット: 人に見やすい 形にする
- ピボット解除: データ分析しやすい 形にする
「ピボット解除」の何がすごいのか?
従来の Excel 関数は「ピボット解除」のようにデータのの形をダイナミックに変える処理は 全くできません。
Power Query の「ピボット解除」はこれを 一発で処理 できてしまいます。
「ピボット解除」により得られるメリットは次のようなものがあります。
- 横持ちデータを正しいテーブル構造に変換できる
- 月が増えても追従可能
- 将来の分析に耐えられる
ピボット解除は「分析するデータ」を作成するには必須の機能です。
ピボット解除の操作手順
ピボット解除をサンプルファイルを使って実際にやってみます。サンプルデータは以下のリンクからダウンロードできますので、よろしければ使ってみて下さい。


「その他の列のピボット解除」を使う理由
ピボット解除には「列のピボット解除」と「その他の列のピボット解除」の2つの機能があります。
サンプルファイルの処理ではあえて「その他の列のピボット解除」を選択しました。
それには理由があります。
それは、縦横に展開されたデータは基本的に横方向に伸びていくデータだからです。
例えば月別のデータであれば時間が経てば左側のデータは古くなり、右側に伸ばしていく必要が出てきます。
「列のピボット解除」は列を指定してピボット解除を行うので、列が増えた場合には対応できなく なってしまいます。
「その他の列のピボット解除」 であれば、ピボット解除しない列を指定して、その他の列をピボット解除するので、列が増えても対応ができる のです。
これは一度クエリを作成すれば列が追加されてもいつまでも活用できるということになります。
まとめ
本記事ではPower Query の代表的な機能であるピボット解除について解説しました。
ピポット解除は 人に見やすいデータ をデータ分析に適した縦持ちのデータに一発で変換できる機能です。
これにより、入手したデータをより利用価値の高いデータに変換することが可能です。
質の良いデータは質の良い仕事に繋がります。
是非ピボット解除の機能を活用して皆さんの仕事をレベルアップしていって下さい!

